ゆく夏

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夏にさよなら、もうすぐさよなら、それが嬉しい。

盆を過ぎると、って言葉が、好き。

少しは過ごしやすくなって、ってのも好き。

なごり惜しくなんかない。

こんな猛暑早く終わって。

北欧ってところに、一度は行ってみたいもんだ。

旅嫌いは直らないけど、一度は行ってみるもんだ。

 

もうすぐ9月。

8月よ、さようなら。

地図

街は活動していた。自分の中の何者をも動かそうとしない典子とは対照的に。

今朝も早くから車は往来を通り過ぎ、新聞配達のせわしない足音はコンクリートの階段をかけ昇って来た。やがて、ガレージに車のエンジン音は響き渡り、人の話し声、子どもの狂声は狭い路地から路地へこだましていく。

陽が反射して窓がようやく明るくなったなと思うと、時計は早や昼近くを指している。昨夜からの冷えこみで水の出なくなった水道のことを考えると典子は何もできないのが億劫で仕方なかった。が、起き上がることにしよう。

新聞に目を通していると、急に地図を思い出した。

そうだ、N市の中原の住所だ。地図を拡げる。だが典子の持っていた地図は小さすぎて中原の住所は載っていない。時刻表の地図は。もっと小さすぎて載っていない。じゃあN市の隣のM市の地図には、やはり載っていない。典子は、地図にない中原の住所に疑惑を抱いた。もともと、ない住所だったのかもしれない。それを、この数ヶ月、典子は中原の居所として信じていた。だが、実際行って確かめたわけでもない。手紙を出したわけでもない。中原は実在しない住所に居た。いや、居ないのかもしれない。典子の中に住む中原と、この住所に居るはずの中原は、もう同一人物ではないのかもしれない。

—―認めたくない事実を、目の前に叩きつけられたような気がして、典子は茫然とした。だが、それも束の間、典子の心はどこか遠くを彷徨っている。

地図を本棚にしまってしまえば、それで終わりだ。

所在のわからない人間に対して、どうしようもない事がわかった今、典子にできることは一つ。アキラメルことしかなかった。

典子は諦めて立ち上がった。顔を洗って化粧をする。服を着替えてバッグを持つ。ピンヒールのパンプスを履き、5階の部屋を後にして、華やかな典子の戦場へと出発した。

 

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マリーゴールド

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マリーゴールドがあふれていた。

中学校の花壇いっぱいにオレンジの花が咲いていて、白いYシャツを腕まくりして青いホースで水やりをしていた先生は国語の教師、谷川俊太郎によく似ていた。

夏休み、誰もいない夕方の校庭、花とホースと先生のセットが、なぜか記憶に残っている。

 

少女漫画の世界、特に大島弓子さんの漫画が好きで読みふけった十代。

大島さんの描く世界は、学校も家庭も社会もすべてが魅力的で、あの余韻を残す終わり方がいい。風が吹いている。木の葉が舞っている。ラップランドへも行けるし、昭和20年代へも行ける。自分の中の異次元にも、他人の心の奥底にも、行ける。

卒業したら、社会にでたら、あれをしよう、こうなろう、と思っていて忘れていた。

それを昨日思い出したから、折角思い出したから、今からでも遅くない、実行するとしよう。

何だか少し、わくわくしてきた。

 

 

甘夏な日々

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グリーンキーゥィの芯の堅いやつにあたって以来、

 ゴールドキーゥィ派。

 でもここ最近、キーゥィは価格高。

 はっさくは好きでも、甘夏は苦手だった。

 すっぱい甘夏にしか出会ってこなかったから。

 ところが、

 出会っちゃった、すっぱくない、いい味の甘夏に。

 

5月から6月、ずーーーーーっと甘夏な日々。

 冷やすと、またおいしい。

 甘夏、最高~!

はっさくな日々

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3月は、はっさくばかり食べていた。

八朔は、あまり好きではなく、金柑子がホントは一番好き。

でも金柑子はなかなか手に入らない。

昔はうちの庭にたくさんなってた。

八朔より少したてに丸くて黄色も淡い。

だから紅八朔じゃない、より淡い黄色のはっさくを選んで買う。

そうすると、味も少し金柑子よりになる。

日に3個ぐらい食べた。

4月になって、りんごもみかんもそろそろ終わり。

夏場はキーウィで凌ぐしかない。

 

ミシンの針

足踏み式のミシンが実家にある。

母の嫁入り道具のひとつだったそれは、とっくの昔に代替わりしているけど、

やはり足踏み式だ。

そして、ミシン針と言えば、これ、「オルガン針」。

私はオルガン針以外のミシン針を知らない。

だから、なんとなくメンソレータムの小さな看護婦さんマークにも似た雰囲気の

ご婦人マークのオルガン針が、イコールミシン針のことなんだと思っていた。

この木葉にある九州オルガン針株式会社は、長野県上田市に本社がある。

上田から木葉に、この会社を立ち上げるためにやってきた人がいて、

この会社もその後45年以上この地に根付いている。

家庭からミシンが消えていく中で、それでもミシン針の製造工場がこうして

生き残っていくには、それなりの営業努力があるはず。

いつも、ここを通る時、緑のきれいな看板に描かれたご婦人マークを見て、

物凄く安定した気持ちになる私です。

 

 

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一日

 

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一日は24時間。  みな平等。

時間て、前にしか進まないのか。

時間の矢は右へ進む?左へ進む?

 

数十年前、自分はこの世界のどこにもいなかった。

でも、ある日、生まれた。

そして、ある日、この世界のどこにもいなくなる。

 

それは、数十年前のこの世界のどこにもいなかった頃に戻る?

 

とにかく、牛乳とパンが切れたから、買って来よう~っと。

ああ、忙し忙し。