かこ
地方都市、平日の昼2時、ショッピングモール。
結構な人出。
うわっ、何だこの人の多さは、
あれ、若いカップル?、ふたり揃ってお仕事お休み?木曜日に?
子連れ女性は専業主婦、年配男女は年金暮らし、
年配女性と若い女性の二人連れは母娘、だけど、
娘が若すぎると、え?あんたニート?。
若い兄ちゃん、学生?じゃなさそう、って求職中かな、
兎に角、なんでこんなに木曜日の昼の2時にショッピングモールで遊んでる人が多いのぉ~~~~?!
私は、仕事で頼まれたものを買いに来ました。
「ふきげんな過去」(監督・前田司郎)という映画を観ました。
評判は聞いてたけど、実際二階堂ふみちゃんの演技を観るのは初めて。
確かに、上手い。
上手すぎるくらいうまい!
カンがいい、というか、リズム感があるというか、演出の力もあるだろうけど、
役者の才能がないとああはいかないよなぁ、と思って最後まで観てました。
お話の真ん中あたりで、ぐっときた台詞、小泉さんの台詞ですが、
せつなくて、きれいだねぇ、というのがあって、
その瞬間、じわっと涙腺が・・・・。
ああ、いい映画だった。
冒頭、何かの音が一定間隔でしてるのですが、一体それが何の音なのか、
気になります。
あれは、つかみとして最高ではないでしょうか。
だいたい、4、5年に1回、私はこうしていい映画にめぐりあいます。
幸せなことです。
ゆく夏
夏にさよなら、もうすぐさよなら、それが嬉しい。
盆を過ぎると、って言葉が、好き。
少しは過ごしやすくなって、ってのも好き。
なごり惜しくなんかない。
こんな猛暑早く終わって。
北欧ってところに、一度は行ってみたいもんだ。
旅嫌いは直らないけど、一度は行ってみるもんだ。
もうすぐ9月。
8月よ、さようなら。
マリーゴールド
マリーゴールドがあふれていた。
中学校の花壇いっぱいにオレンジの花が咲いていて、白いYシャツを腕まくりして青いホースで水やりをしていた先生は国語の教師、谷川俊太郎によく似ていた。
夏休み、誰もいない夕方の校庭、花とホースと先生のセットが、なぜか記憶に残っている。
少女漫画の世界、特に大島弓子さんの漫画が好きで読み耽た十代。
大島さんの描く世界は、学校も家庭も社会もすべてが魅力的で、あの余韻を残す終わり方がいい。風が吹いている。木の葉が舞っている。ラップランドへも行けるし、昭和20年代へも行ける。自分の中の異次元にも、他人の心の奥底にも、行ける。
卒業したら、社会にでたら、あれをしよう、こうなろう、と思っていて忘れていた。
それを昨日思い出したから、折角思い出したから、今からでも遅くない、実行するとしよう。
何だか少し、わくわくしてきた。
甘夏な日々
グリーンキーゥィの芯の堅いやつにあたって以来、
ゴールドキーゥィ派。
でもここ最近、キーゥィは価格高。
はっさくは好きでも、甘夏は苦手だった。
すっぱい甘夏にしか出会ってこなかったから。
ところが、
出会っちゃった、すっぱくない、いい味の甘夏に。
5月から6月、ずーーーーーっと甘夏な日々。
冷やすと、またおいしい。
甘夏、最高~!
ミシンの針
足踏み式のミシンが実家にある。
母の嫁入り道具のひとつだったそれは、とっくの昔に代替わりしているけど、
やはり足踏み式だ。
そして、ミシン針と言えば、これ、「オルガン針」。
私はオルガン針以外のミシン針を知らない。
だから、なんとなくメンソレータムの小さな看護婦さんマークにも似た雰囲気の
ご婦人マークのオルガン針が、イコールミシン針のことなんだと思っていた。
この木葉にある九州オルガン針株式会社は、長野県上田市に本社がある。
上田から木葉に、この会社を立ち上げるためにやってきた人がいて、
この会社もその後45年以上この地に根付いている。
家庭からミシンが消えていく中で、それでもミシン針の製造工場がこうして
生き残っていくには、それなりの営業努力があるはず。
いつも、ここを通る時、緑のきれいな看板に描かれたご婦人マークを見て、
物凄く安定した気持ちになる私です。
一日
一日は24時間。 みな平等。
時間て、前にしか進まないのか。
時間の矢は右へ進む?左へ進む?
数十年前、自分はこの世界のどこにもいなかった。
でも、ある日、生まれた。
そして、ある日、この世界のどこにもいなくなる。
それは、数十年前のこの世界のどこにもいなかった頃に戻る?
とにかく、牛乳とパンが切れたから、買って来よう~っと。
ああ、忙し忙し。